| (” 和道 ”より) |
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私たち日本人は、移り変わる季節の中で自然を尊ぶ心を育み、その心を衣・食・住・遊に映し、繊細で美しい「生活文化」を作りあげてきました。
外来からの習俗や文物も、日本の風土に沿うように形を整え、心地よいやわらぎの形として洗練させる知恵がありました。
家庭の中では、母親は一家の柱となる父親を支え、結婚前に親から授けられた豊富な知恵を働かせ、衣・食・住に亘り、終日手間を惜しまぬ働きで、決して豊かではなかった生活を支えていました。
子らへは、おりおりに厳しくも暖かな眼差しが注がれ、人として社会で生きて行くうえで必須とされる「礼儀作法」が年月をかけて教えこまれていました。
すこし前までの日本人の清々しい品格はこうした家庭環境の中で育まれてきたのではなかったでしょうか。
生活スタイルの変化に伴い、暮らしの伝承はだんだん失われ、同時に「日本人の品格」を見直す風潮も盛んです。
しかし、品格は年月をかけて草木を育てるようなもので、本を読んで即効で作れるものではありません。
人間の品格を作る基本は、幼少期からの家庭環境であり、家庭教育に大きくかかわっているのですから。
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