| (”伏見稲荷大社 稲荷暦” より) |
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まつり
家庭のまつりは、遠い昔からの風習で、生活の中心は神まつりにあります。
家の中に、稲荷大神のミタマをおむかえして、大神のメグミのもとに、人生に強い希望を持ち、発展への弛みない努力と人倫的共同の親和のマゴコロをもっていつも清くあかるくいきいきとした生活を続けていくことを祈るのです。
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おみたま
おみたま(御神璽) おくらい(御位) かんしょく(官職) など地方によっていろいろの唱え方がありますが、みな伏見稲荷大社からお授けした御神璽です。
小式、中式、大式、本式、小斎祀式、中斎祀式、大斎祀式、本斎祀式、本大斎祀式、の九つの段階になっています。
これは形の大小、附属調度品、祭典式などによって、区別されたものです。
神棚の大きさや神祠の場所やその設備お祭りの方法など、人によって相違がありますから、その程度に応ずるように定めたものです。
信仰者の中には、白菊様、青木様、末広様、餅鯛様、御劔様、権太夫様など、いろいろの名前でお呼びしておられますが、これは祭る人が御自身の御信仰から稲荷大神のみたまにそれぞれ自由にお名前をつけておられるのです。
おくらいあげ、御昇格をするなど申すのは、おみたまを祭っておられる方々が大神の御神恩に対して感謝のまごころからいままで祭っていたオミタマより上式のものをお受けすることです。
その時これまでの御神璽は本社へ御返しすればよろしいのです。
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神棚の祭り方
@ 神棚は家の内に設ける」ときにしつらえる棚です。
屋外の場合だとホコラ(神祠)を建てます。
その場所は方角に関せず清浄で朝夕の礼拝に都合のよい所がよろしいのです。
A しめなわは清いワラを左りないにし、所々にワラのはしを垂れてシデ(紙垂)をつけます。
これを神棚上に掛けるときは、本(ない初めの太い方)を向って右にします。
B さかきは井形のわくや陶器の榊立にさし立てます。
C みあかしを上げる燈明具には、ローソク立、燈籠、ボンボリ(雪洞)、燈台などがあります。
いずれも左右に相対して備えます。
D しで(紙垂)の作り方は奉書、美濃紙、半紙などを四分の一に切ったものを二枚重ねます。
次にそれを四ツに折ってひろげますと、三ツの筋が出来ます。
この折目にしたがって、互い違いに三分の二の深さに切ります。
次にその深さだけ順に右の方から手前に折りまげると紙垂になります。
しでをシメナワに付けるには、シデの上端を少し折り重ねて、シメナワに挟みます。
またコヨリなどで結びつけてもよろしい。
しでの数は四ツぐらいが適当です。
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供え物と供え方
煮炊きしたものでも、ナマの物でもお初穂としてそのはじめのものを供えればよろしいのです。
また珍しい到来物、季節の初物など随時何品によらずお供えすれば結構です。
日々にお供えする神饌は洗米(御飯でもよい)と塩と水が必要です。
一日、十五日、初巳、初午、御本社の祭日などハレの日にはその外に餅、酒、魚、海采(コンブ、ノリなど)、野菜、果物などを取りそろえると本格的なお祭りになります。
お供えの器具には清浄なものを用いるように心掛けます。
米塩などは土器(お皿)に盛ります。
酒は瓶子に、水は水器に入れます。
これらを三方またはおしき(折敷)にのせて供えます。
お供えの位置は正中(せいちゅう)即ち真中が最上位です。
次が向って右、次が左という順序になります。
供え物の台数が奇数の時は中央、次に右、次は左の順序にします。
偶数の時は向って右、次に左の順序になります。
さんぼうやおしきにはいろいろの品を一緒にのせて供えてもよろしい。
その時の順序も前と同じです。
魚や鳥などのように頭と尾のあるものは頭を中央に向けます。
正中の場合だと頭を向って右にします。
供え物を下げる時には供えた時と逆の順序にするのです。
供え物の順位は米、酒、餅、海魚、川魚、野鳥、水鳥、海采、野菜、果物、塩、水の順序です。
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手水と斎戒と祓
神事にたずさわる時は心身を清めて心を平静にすることが大切です。
神拝の前やお祭りに先だって、てみず(手水)や、はらえ(祓)をするのはこのためです。
これがもっと重くなると斎戒と称して湯あみや水浴を行いまた衣を替え、居を改め、飲食言動を慎みます。
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