餅鯛稲荷大明神  もちたいいなりだいみょうじん 「飯縄権現文献」



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長野市特設サイト より)
飯縄山里宮(皇足穂命神社)宮


飯縄神社里宮は、武田信玄が元亀年間(1570〜1573)に創建したとされ、天正8年(1580)には武田勝頼が朱印状をもって造営と遷宮を行い、代々の神官・千日大夫(せんにちだゆう、たゆう。太夫とも書く)の冬季居所になったという。

もともと飯縄神社は、飯縄山山頂に天神大戸道尊を祭り、飯縄大明神と称したのが始まりとされ、 平安時代、学問行者が飯縄山に入山し、大日如来の尊容を拝したと言われる。

 

鎌倉時代には、水内郡の地頭伊藤兵部大輔兼豊前守忠縄(忠綱)が、飯縄大明神のお告げにより入山し山頂に飯縄大権現を勧請。
その子、盛縄(盛綱)は飯縄の法を受継いで自らを「千日大夫」と称し、忍法の祖となり飯縄信仰を全国に広めた。

室町時代、足利義満が、幼少期に飯縄大明神の加護を受け、のち征夷大将軍になったことから、紫金仏の地蔵菩薩像を寄進。
その後も武田信玄や上杉謙信らをはじめ、多くの戦国武将から厚く信仰された。



長野市特設サイト より)
岡澤由往先生の史跡解説

飯縄山里宮は、明治4年(1871)皇足穂命(すめたりほのみこと)神社と改称した(旧郷社)。
奥社は飯縄山頂にある。
里宮は長野市芋井荒安(いもいあらやす)の飯縄明神の別当(神主)、仁科(にしな)氏屋敷跡にある。

明治9年(1876)、県に提出した芋井村の上申書に「飯砂山は保食神(うけもちのかみ)の降跡にて、一山全体をもって神明と崇め奉り、水内郡萩野(はぎの)城伊藤豊前守忠縄(いとうぶぜんのかみただつな、忠綱との説もある)、飯縄明神の告げにより天福元年(1233)山頂に幣座(へいざ)を構え、断食して奉仕につとめ、遂に神通自在を会得して、応永7年(1400)卒す。
その子次郎盛縄、長寿して奇験あり」と記している。
荻野城の麓にある中条村大久保の飯縄神社は、忠縄が飯縄の法を修めた発祥の地という。

信玄は、弘治3年(1557)2月に葛山を攻略し、飯縄山一帯を勢力圏にした。
3月28日、信玄は「飯縄山のこと、父豊前守のごとく、相違あるべからず候。しからば、武運長久の祈念、怠るべからず候」と千日大夫に安堵状を与えている。
このように飯縄明神社の別当は、千日大夫を襲名した。
その後、天正6年(1578)、武田勝頼は千日大夫の養孫に「仁科甚十郎」の名を与えている。
これ以後、飯縄明神社の別当は、仁科甚十郎を襲名したが、この名はまだ定着しなかったらしく、武田家滅亡の後、川中島は上杉景勝領となり、国人領主は帰郷した。
天正12年(1589)、芋川親正(いもかわ・ちかまさ)は千日大夫に、小島田の内、飯縄領を前々のように寄進している。
芋川氏は広田氏の宗家で、飯綱町芋川に移り、芋川氏を継承した。






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